先日、母親の携帯から電話があったあった。「お父さんのことだけど・・・」
先日、母親の携帯から電話があったあった。「お父さんのことだけど・・・」
「え、なに?」一瞬ドキッとした。父親は現在73歳。まだまだ若いと思っていたけど、いつ何が起きても不思議ではない年齢になっている。
「もしかして?えっ?」と思っていると、
「腰の手術することになって。お母さん、反対したんだけど、、、」
「なんだ、腰か、腰痛の話か。えっ?手術?」
父親には、過去にも腰痛で入院歴がある
父親は、祖父が病弱だったこともあり、下の兄弟の面倒を見るために、高校卒業して水産関係の会社に勤めていた。大型トラックや船に乗ったり、大型冷蔵庫に入ったりと、出荷する荷物も当然重く、やはり腰にかなりの負担がかかっていたらしい。
僕が高校生の頃も、1~2か月入院していた。そのときは、母親が猛烈に手術に反対したので、しばらくしてからそのまま退院したのを覚えている。
その後も腰痛は良くはならず、僕が大学進学で家を出てからも、よくお医者さんのお世話になっていたらしい。
母親は、腰痛のくわしい病状についてはよく理解できていない模様
母親は、お医者さんから、
- そんなに難しい手術ではない
- すでにブロック注射も効かない状態で、本人がつらいのであれば手術したほうがいい
- 執刀してくれるお医者さんは、海外からも依頼があり執刀や講演をしている優秀な方
などの説明を受けたらしい。
細かな症状などは、母親は僕に説明できるほど理解できていないようで、「よくわからない」と。
「もしも失敗して、車いすや寝たきりになったらどうしたらいいの?」というのが一番の心配らしい。
母親:「手術は○○日なんで、帰ってきてくれる?会社休める?」
僕 :「○○日?もう決まってるの?」
母親:「そう、お父さん、自分で勝手に決めて。みんなに相談したほうがいい、って言ったんだけど。」
父親の「手術」の決断
もう、そこまで決まってしまっているとは思わなかった。
父親は体も大きいし、手術も怖がらない性格だと思うけど、もう日程まで決まっているとは思わなかった。
もう我慢ができなくなったのか、今後の生活を見据えて決断したのかはわからない。
もし、後者のほうだったら、僕たちのことを思って決断してくれたのかもしれない。
頭をよぎる「介護」という言葉
母親は、外出先から携帯で電話してきたみたいで、改めて父親とは電話で話することになった。僕の頭には、「介護」という言葉が浮かんだ。
生んでくれた両親の面倒を見るのは当然だと思っているが、また、新たな「悩み」が発生した日になった。